石榴舎ブログ 『俳句は自伝』 |                      by Toyokazu Suzuki

今月の一句 <長月>



 誰彼もあらず一天自尊の秋  飯田 蛇笏


 句意は、だれかれとなくこの世に生きとし生けるものたちよ、充足の秋を品位たかく生きようではないか。
 昭和37年10月3日、77歳で永眠した蛇笏の遺句集『椿花集』掉尾の作。
 自他への自恃と自励とを促しつづけた作者の、粉飾を排して直叙した軽みの一句である。 


    蛇笏忌の山廬に注がる美酒とこそ    赤榴子


      10月




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Category : 十月
Posted by sekiryusha on  | 2 comments  0 trackback

2 Comments

太田かほり says..."No title"
蛇笏忌が近いと思いつつ秋を感じていたところです。10月3日は秋定まる頃、この日が命日とはゆるぎない人物の忌日として俳句の神さまからの贈り物のように思います。新しく「今月の一句」のコーナーが始まり、初めの一句と最後の一句と拮抗しあって、とても楽しみが増えました。
2013.10.01 13:15 | URL | #- [edit]
太田かほり says..."No title"
追伸
絵も季節感にあふれ、秋の野原へと導かれます。
2013.10.01 13:18 | URL | #- [edit]

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